08.7.28Update
男魂展は大盛況のうちに幕を閉じました。
たくさんの方々のご来場ありがとうございました。
blogで会期中の様子がアップされています。

 
  08.7.25Update
ただいま男魂展開催中!!
最終日の27日(日)は17時までです。是非皆さん来てください!!
blogで男魂展会場の様子がアップされています。

 
  08.7.19 Update
オープニングパーティご来場の方に「男魂展オリジナルチロルチョコ」をプレ ゼント致します。男魂展エキスが入ったあまーいチョコを是非ご賞味下さい。 ※数に限りがありますのでお早めにご来場下さい。
 
  08.7.12 Update
1回目の男魂展で好評を頂いた「無印不良品」のように、同じテーマで全員がそれぞ れ作品を作る企画を今回も行います。今回の共通課題のタイトルは「CAN'T SKATE」。 スケボーを題材にした作品です。本来“すべる”はずの「スケボー」を使い、それぞれ に解釈した“すべらない”作品を発表します。お楽しみに!!
 
  08.6.29 Update
来る7/21日(月・祝)〜7/27日(日)、3回目となる男魂展が開催されます。初日は、会場でのオープニングパーティを予定。ご友人をお誘いの上、ご来場お待ちしております。
 
   
  男魂展
2008年7月21日(月・祝)〜7月27日(日)
ギャラリー・ルデコ2(東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル2F)
21日[月・祝] 18:00〜20:00 *オープニングパーティ
22日[火]〜26日[土] 11:00〜19:00
27日[日] 11:00〜17:00
 
   
 

 
  ●男魂展【ダンコンテン】

1999年、多摩美術大学造形表現学部2年の奥村真平・山口範友樹は「ACT23」というクリエイティブユニットを、同じく多摩美1年の川上慎吾、後藤成、関口憲司、竹田雄介、松井一真、ふかせゆーすけは「ネジプロ」というデザインユニットを形成し、多摩美を中退した下山林太郎は弟と「SHIMOYAMA BROTHERS」と名乗り、それぞれに制作活動をしていた。

2000年3つのユニット合同でグループ展を開催するため発起。メンバーが男性のみであったことに加え、どうせ作品を発表するなら魂をこめたモノ創りをしようと、「男魂展」と命名された。しかし、この時点では3つのユニットが1つの展覧会をするためだけに集まった集合体でしかなく、「男魂展」はあくまでも展覧会名でしかなかった。

翌'01年5月、新宿・ギャラリー安藤で1回目の男魂展を開催。個別に作品を発表するのに加え、「無印不良品」と題し、「無印良品」のベストセラー商品「三輪車」を、それぞれにリデザインする企画が好評。学生が発表する作品展としては異例の集客を記録し、盛況の内に終える。
 
 

 
  同年11月公募「上野毛展」にて、映像作品「アートレンジャー」を発表する。この作品の制作が、ユニットの集合体だった「男魂展」が、1つのクリエイティブ集団になるきっかけになる。公募では特別賞を受賞。あまりの問題作に審査員であった横尾忠則氏が、審査中に帰ってしまうという波紋を呼んだ。
 
   
  '02年7月、ギャラリー安藤で2回目となる「男魂展-夏祭り-」を開催。1回目同様大盛況に終える。既に大学を出て働いていた奥村、山口、下山が個別の作品に徹しているのに対し、まだ学生のネジプロはユニットとしての大作を発表。後の「ネジプロ展」につながる。 同年9月、ネジプロが「ネジプロ展」を目黒区美術館区民ギャラリーで行うが、この年を境に「男魂展」としての制作活動は実質長期の休止状態に入ることになる。

多摩美卒業後は、それぞれの道に進み、フォトグラファー、造形師、アートディレクター、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、漫画家、映像ディレクター、モデラー等、各方面での仕事・活動を展開。「男魂展」という言葉だけが残り、遊び仲間としての交友だけが続いた。

5年の月日が流れ、昨年の10月メンバー後藤の突如の呼び掛けにより、3回目となる「男魂展」計画が浮上。

今年1月、旧知の仲であったグラフィックデザイナー秋澤祐磨を加え、10人で本格始動。 残念ながら今回下山は不参加を表明。裏側から展覧会をサポートする。

4月、親交の深いレコーディングエンジニアである兼重哲哉に、PVの音楽制作を依頼。今回のテーマ曲でもある「D.K.T. STYLE」が誕生。これを機に兼重もメンバー入りし11人体制になった。

今回の男魂展は、特別テーマを持たずに個々に作品を発表する形態を取るが、同じ大学時代というルーツを共にした仲間だからこそ、「男魂展」という独特の空気が生まれる。それぞれにクリエイティブのプロとして生活する中で、仕事では表現できない欲求を作品に変える。そんな大人の男たちの本気の自慰行為を、是非堪能して欲しい。

出展歴
2001年 グループ展「男魂展」新宿・ギャラリー安藤
2002年 グループ展「男魂展-夏祭り-」新宿・ギャラリー安藤
2002年「ネジプロ展」目黒区美術館区民ギャラリー(ネジプロ)

賞歴
2001年「上野毛展」特別賞(男魂展)
2002年「Sing2002 アートプロジェクトコンペディション」準グランプリ(ネジプロ)
 
   
 

 
 

 
 
 
 


 
   
  秋澤祐磨
1979年生 神奈川県横浜市出身


多摩美術大学卒業後、デザイン制作会社にデザイナーとして勤務。その後、某デザイン事務所にてCIデザインを中心としたアイデンティティ・デザインに携わりながら現在も楽しく仕事中。

大学4年時、男魂展への参加をふわふわと決意するも、演劇への出演を理由に断念した経緯があり、今回念願の初参加となる。本人が描く、顔がかっこよくオシャレで面白いことしか言わないという自分像と、周囲が描くイメージとのギャップに、28歳にして気づき始める。そのギャップを埋める作業に追われているためか、男魂メンバーの中ではキャラ設定が非常にゆるく、未だに迷いが垣間見える。しかしそんな自分を含め、やっぱり自分が大好き。

今回の男魂展では、“視覚”に特化した気持っちぇぇものを制作。
 
 

 
 
 
   
  奥村真平(メディアディレクター)
1978年生 長野県安曇野市出身


多摩美術大学造形表現学部デザイン科在学中、男魂展メンバー山口とクリエイティブユニット「アクト23」を結成しアニメーション、インタラクティブインスタレーション、インテリアデザインに携わる。男魂展メンバーと共に作成したショートフィルム『アートレンジャー』、続く多摩美卒業制作『サンキュー・マン』と監督・脚本・演出を担当し映像作品を連発するも、共に問題作とされる。卒業後、中村剛氏のもとで映像制作に従事。同年グラフィック制作会社に勤務。その後「アクト23Graphics」としてグラフィック、映像演出を中心にモーショングラフィック、プロモーションビデオ、ウェブ、スペース演出等の分野で活動する。05年渡英。2年間の語学留学を経て2007年Royal College of Art合格。現在London College of Art、Interactive Media修士課程に在籍しインタラクティブ作品を制作中。

日本美学をこよなく愛するが故に彼は日本を離れた。漆黒の長髪を結い、脇差しの代わりにPowerbookを抱え、男魂展メンバーから授けられたiPodを胸に、国際的異文化交流を各国の代表と繰り返す彼は大和魂とは何かを遠い英国で彼自身に問いかける。彼は今も直、己の男魂に磨きをかけていることだろう。

今回の男魂展では映像を担当し、「男魂展PV」を制作。

男魂展以外の出展歴
2001年 グループ展「スクエア展」新宿高島屋タイムズスクエア

掲載誌
2005年 i-D Magazine 2005(London)
2008年 NME.COM 2008 (London)
 
 

 
 
 
   
 

兼重哲哉(レコーディングエンジニア)
1979年生 神奈川県横浜市出身


大学卒業後、WHITEBASE STUDIOに入社。数多くのアーティストのセッションを経験したのち、2006年にはTOM・TOM STUDIO設立に参加。同スタジオのチーフエンシニアに就任。2008年6月より独立し、現在はフリーランスで活動中。

アマチュア界(テレビのこっち側)では希少種の本格派ツッコミでありながら、恋には奥手のシャイボーイ。男魂メンバーとは旧知の仲であることをいいことに、ミーティングにも一度もでないまま、数ヶ月前に便乗。言い出したからにはまじめにやるぞ、満を持しての初登場。

今回の男魂展では、5.1chのサラウンド音楽を制作。


参加作品
i-dep・NONA REEVES・HALCALI・SCANDAL・Good Coming・SUPER BEAVER・八十八ヶ所巡礼・電気グルーヴ・ and more



その他
www.tetrapot.com


 
 

 
 
 
   
  川上慎吾(プロダクトデザイナー)
1979年生 茨城県取手市出身


多摩美術大学造形表現学部デザイン科在学中、デザインユニット「ネジプロ」を結成。男魂展参加を含め活動を展開。多摩美卒業後、設備機器メーカーに入社。水まわり関連の商品デザインに携わる。2005年〜「ototo by TOTO」のメンバーとしても活動し、ミラノ・サローネ・サテリテ出展等多岐に渡り活動。

最近、千葉県茂原に転勤になったこともあり愛車「MINICOOPER」を購入したが、帰宅途中にエンジンが止まり、納車一ヶ月で早くも入院を経験。学生時代はXL以上の服しか着なかったが、就職後タイトに変身。しかしそれは会社の後輩には秘密になっている。

今回の男魂展では、ミニ四駆以来のプラモデルに挑戦。

男魂展以外の出展歴
2005年 ミラノ・サローネ・サテリテ出展(ototo by TOTO)
2006年 ミラノ・サローネ・サテリテ出展(ototo by TOTO)
 
 

 
 
 
   
  後藤成(モデラー)
1980年生 埼玉県深谷市出身


多摩美術大学造形表現学部デザイン科在学中、デザインユニット「ネジプロ」を結成。男魂展参加を含め活動を展開。多摩美卒業後、某ディスプレイ施工会社に勤務。デザイン・設計業務に従事。2006年7月自らの手でリアルにものづくりがしたいと考えモックアップメーカーに転職。モデラーとして立体と戯れる日々を送る。同時に江東区の江戸指物職人養成工房にて指物の技術を学ぶ。

一応、今回の男魂展開催にあたっての発起人。最年少であり最老け顔。でも最近年齢と顔が合致してきた気がする28歳。基地の街「福生市」在住。米軍ハウスが立ち並ぶアメリカンな街並みの中、日本古来の伝統技法を活かした作品を制作中。

今回の男魂展では指物の技術を活かしたテーブルを発表。
 
 

 
 
 
   
  下山ブラザーズ
1979年生 東京都渋谷区出身


漫画家から野宿ライダーに転身したが、 2008年現在漫画家復帰リハビリ中。後の詳細は不明。実の兄弟らしい。
今回の男魂展は、不参加。
 
 

 
 
 
   
  関口憲司(アートディレクター)
1975年生 埼玉県熊谷市出身


武蔵野美術大学短期大学部卒業後、デザイン制作会社でグラフィックデザイナーとして3年間勤務。その後多摩美術大学造形表現学部に入学し男魂展メンバーらと出会う。デザインユニット「ネジプロ」としても活動を展開。卒業後、テレビ局の美術制作会社にグラフィックデザイナーとして入社。広告やCDジャケットのデザインを手がける。現在は某テレビ局宣伝部でアートディレクターとして活動中。

男魂展最年長メンバー。サブカルをこよなく愛す33歳。20歳から着けているトレードマークの黒ぶち眼鏡は現在12代目。趣味は似合わないがサッカーやアウトドア。デザイン科に進みデザイナーになったのも、サッカー部に入りサッカーを始めたのも「女の子にモテたいから」だが未だにモテないことに疑問を持っている。

今回の男魂展ではオリジナルフォントを制作し、宣伝デザインを担当。

賞歴
2003年「ブルー日刊アドグランプリ」クリエイティブ賞
2006年「スポニチ広告大賞(モノクロ部門)」優秀賞
 
 

 
 
 
   
  竹田雄介(アートディレクター)
1980年生 東京都中野区出身


多摩美術大学造形表現学部デザイン科在学中、デザインユニット「ネジプロ」を結成。男魂展参加を含め活動を展開。多摩美卒業後、広告制作会社に入社、デザイナーとして勤務。その後、広告代理店を経て、2007年より同社制作会社の設立に参加。現在アートディレクター・グラフィックデザイナーとして活動。

男魂展が誇る重量級AD。現在は体重85kgだが大学入学時は65kgだった。太った原因は男魂展で出品した公募用の映像作品「美術戦隊アートレンジャー」イエロー役の強制的な役作りから。芸能ゴシップ・芸能人のWikipedia検索 ・匠にオブラートに包んだ下ネタ全般をこよなく愛す。今年結婚し幸せな生活を送っている。男魂展随一の愛妻家である。

今回の男魂展では「覆面パーカー」を制作。

賞歴
2004年「朝日広告賞」入選(デザイナーとして)
 
 

 
 
 
   
 

ふかせゆーすけ
1979年生 宮城県仙台市青葉区出身


多摩美術大学造形表現学部デザイン科在学中、デザインユニット「ネジプロ」を結成。 男魂展参加を含め活動を展開。多摩美卒業後、沈黙。

ジッとしているのが苦手。というか出来ない。メンバーからは、いろんな意味であきらめられている。という衝撃の事実に本人は気づいている。が、気づいていないフリをしている。という事に気づかれていないか心配している。と書いてしまう自分は、本当は何も気づいていないんじゃないか?と不安になっている。が、あまり考えないようにしている。

今回の男魂展では、盟友 おおたけしょうじ氏との文芸作品を出展。

出展歴
1985年「宮城県造形教育作品展」宮城県美術館 県民ギャラリー
1988年「宮城県造形教育作品展」宮城県美術館 県民ギャラリー
1999年 グループ展「鋭展」
2000年 グループ展「鈍展」
2001年「仙台美術予備校 講師展」 せんだいメディアテーク

賞歴
1986年TV番組「ドッチラチン」Q六先生のパパの絵ママの絵コーナー
1988年「宮城県標語コンクール」最優秀賞
1989年「八木山動物公園写生大会」ぺんてる賞

※「ドッチラチン」という番組は、日曜の朝に子供向けで放映されていた伝説のローカル番組。賞を頂いた時は実家に取材が来ました。ザリガニとサワガニの絵を描きました。

 

おおたけしょうじ と ふかせゆーすけ

 
 

 
 
 
   
  松井一真(フォトグラファー)
1979年生 千葉県千葉市出身


多摩美術大学造形表現学部デザイン科在学中、デザインユニット「ネジプロ」を結成。男魂展参加を含め活動を展開。多摩美卒業後、スタジオ等も抱える制作会社に入社、ウェディングを中心にフォトグラファーとしての活動をはじめる。2006年に退社し、現在フリーのフォトグラファーとして活動中。

実は写真よりも酒(ビール)が好き。平日に休みがあると洗濯後に打上げと称し昼間からビールを飲んでしまう。メンバーと行くキャンプで泥酔し人格が壊れる、通称「カズマトリックス」はメンバー内では有名。フリーとして約二年、普通に暮らせている事に感謝しつつも、なんとなく「仕事がなくなったらどうしよう」という危機感を常に抱いている。最近焼酎をはじめた。

今回の男魂展ではフォトグラファーだけに写真を展示。
 
 

 
 
 
   
  山口範友樹(造型師)
1978年生 東京都町田市出身


多摩美術大学第二学部デザイン科在学中 男魂展メンバーの奥村とおもしろ集団「アクト23」を結成 おもしろ活動を展開する。卒業後、造型師 澤田圭介氏に師事。造型・原型制作、造型に対する考え等を学ぶ。フィギュア原型の仕事の他、CDジャケット等の撮影用立体物などを制作。6年間の修行の後'08年より玩具会社 造型部に勤務。

男魂展の切り込み隊長兼造型担当 座右の銘は「押してだめなら押し壊せ」妻と単車を愛する三十路。なんでも自ら造ることが好きで店に売っているものはすべて素材だとしか思っていない。しかし、先日実家へ帰るとガレージで墓石を造っている父親を発見し自分はまだまだだなあと自覚。

今回の男魂展では日本古来の造型のかっこ良さを平成の世に伝える「可動式仏像人形」を制作。

男魂展以外の出展歴
2001年 グループ展「スクエア展」新宿高島屋タイムズスクエア
2004年 HOT ROD Custom show
2006年 HOT ROD Custom show
 
   
 

 
  男魂展
2008年7月21日(月・祝)〜7月27日(日)
ギャラリー・ルデコ2(東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル2F)
21日[月・祝] 18:00〜20:00 *オープニングパーティ
22日[火]〜26日[土] 11:00〜19:00
27日[日] 11:00〜17:00

ギャラリー・ルデコ
渋谷駅東口を出て、明治通りを恵比寿方面に徒歩5分。
渋谷駅新南口からは、徒歩1分。明治通り沿い右手、明治通りを挟んで真向かいがスターバックスコーヒー。